山から取れた粘土を炎で焼き固めて実用性のある器物になる
昔は山にある原料の木(薪)を燃料にして焼いていた
今の時代は電気、ガス、灯油などいろんな燃料で焼成する技術がある
どれも個性的でみんな焼き上がり方が違う
自分は電気窯を好んで使っている
キレイな器を焼くのに適している
でも実は一番好きなのは「薪窯」
薪を焼くことによって窯の中の温度を上げていく
炎と会話していかないと温度も上がらない
窯の中の雰囲気も作れない
とても難しいんだけど、炎と窯と自然と会話するのが本当に楽しくて気持ちいい
焼き上がった作品は電気窯やガス窯では作れない力強い作品が焼ける
薪窯を焚いてる時は4日間は窯につきっきり
煙突から炎が龍のように天に上がってく
薪を入れる時に蓋を空けて入れる
窯の中からこちらに向かって炎が逆噴射してくる
「これが焼き物なんだ」と言う原点を体感して教えてもらってる
世界に一つしかなく、2度と再現できない
パワーのある作品達を楽しんでもらえると嬉しいです
陶芸家 青木良太