火山が噴火した時に溶岩が流れ出てくる。
若い頃に富士山に登った時、溶岩の岩がゴロゴロ転がっていた。
溶岩が一面に広まってる場所は、ものすごいパワーを持っていた。
そんなパワーのある作品を作りたいと思ってる。
イギリスに75歳上の尊敬する陶芸家がいる。
「ルーシー・リー」先生だ。
彼女の作品に使われる釉薬に溶岩のような質感のモノがある。
この溶岩シリーズは尊敬する「ルーシー・リー」先生のオマージュ作品でもある。
溶岩の出し方にはじまり、さらに彼女がその時代にできなかったこと、技法や素材の使い方を研究した。
それを自分なりに昇華させ、溶岩のボリュームを変化させ、独自の釉薬を使い、作品をつくりはじめた。
はじまりは18年前のまだ陶芸の学生の頃だった。
そこから更に溶岩のシリーズは進化し続けている。
進化し続ける溶岩シリーズ。
楽しんでいただけると嬉しいです。
追伸
陶芸をはじめて1番最初に好きになった陶芸家は「ルーシー・リー」先生だ。
その次に好きになった陶芸家は50歳上の「鯉江良二」パイセン。
学生の頃からお付き合いさせてもらい、いまでは友達である。
生きてる間に好きな人に会えるのは幸せである。
いまちょうど中国から帰ってくる途中の電車の中で文書を書いている。
中国にものすごいタオツーゴッドがいて、遊びに来てくれと言われ会いに行ってきた。
次元が違い過ぎて鼻血が出そうになった。
世の中広い。もっと頑張ろうと思えました。
この事はまた報告するアルね。
陶芸家 青木良太