むかーし、むかし、といっても10年位前だろうか、あれはたしか2008年くらい。
陶芸家「青木良太」は山を買った。
岐阜県土岐市にある人里離れた山だ。
山には掘れば沢山の「粘土」と、薪窯で焚く燃料の「木」があった。
「陶芸の材料」と「陶芸の燃料」をゲトったと思えば一生かかっても使いこなせない量だ。
そこから青木良太の山での冒険がはじまった。
大きなリュックの中に水を2リットル入れて、山に冒険に出た。
「新しい素材を求めての旅」だった。
数時間パトロールすると、急に生い茂ってた木が無くなり、あたり一面が白い鉱石の場所にたどり着いた。
「なんだ!?この神秘的な場所は!!」
驚きが隠せなかった。
そこは「水晶」が採れる場所だった。
あたり一面に水晶が転がっている。
厳密に言うと水晶になりきれなかった、石の塊りがいっぱい落ちていた。
リュックにパンパンにして下山し、窯に入れて焼いてみた。
とてもキレイな鉱物が焼きあがってきた。
そこから、水晶の器やオブジェのシリーズが出来上がっていく。
「この水晶自体とてもキレイだし。これも焼き物の作品である。」
この美しい水晶シリーズの「水晶」
ぜひ、皆さんにも楽しんでもらいたい。
山は私の師匠である。
いろいろ教わっている。
(因みに一回、自分の山で遭難して死にかけた。軽い気持ちで入ってはいけない師匠の懐でしたw)
「王様達の水晶」シリーズ。
自然のチカラは重厚でパワーがある。
ハンパないです。
そこで、スーパーサイヤ人陶芸家『加藤唐九郎』の文献に出てくるヤバいスポットにも出会った。
門外不出のタオツー(陶芸)素材がそこにはあった。
その話はまた今度にしよう。
陶芸家 青木良太
※最初に発表する作品は実験の要素が大きい。
だから今回は、ギャラリーへの卸値と同じ通常販売の60%の価格で提供させてもらいます。