国によって器の使い方が違う。
世界中で展覧会してるとビックリする事が多い。
台湾での初個展は10年位前かなぁ。
初めての場所、国で個展をする時はどの作品が人気があるのか全くわからない。
そのためいろんな種類の作品を持って行くようにする。
台湾の初めての個展の初日。会場にいてお客さんと話をしたりする。
そこでは色んな発見がある。
「あれれ?世界中で人気のある食器のシリーズが全然売れないぞ。」と思ってたら
一人の年配の女性の方が16cm位のお皿を一枚購入してくれた。
「何に使われるんですか?」私はてっきりお茶の時などにお菓子などをのせて使うのかな、と想像しながら質問した。
年配の女性「急須を乗せるのに丁度いいお皿だわ。」
青木「えっ!?急須を乗せるお皿??」
海外に行くとこういうビックリなことは多い。
またそこが面白いのである。
今は景徳鎮にも住んでいて、向こうのお茶の文化を通じて
茶器の勉強も作りながらタオツー老師の所で修行させてもらってる。
中国でいう「茶碗」(お茶を飲む碗のこと)なのだが、これは日本では「盃」とほぼサイズ感が変わらない。
じゃあ日本では「盃」として発表したら面白い。
ということで中国で茶碗を作りまくって、日本に持ってきました。
釉薬の具合も面白く出て満足です!
是非、皆様も楽しんで使ってください。
陶芸家 青木良太