2018年7月に景徳鎮に滞在して作品制作してきた。
景徳鎮とは、陶芸やってる人や陶磁器が好きな人でないと知らない場所であろう。
そこは陶芸の聖地であり、そこから世界のやきもの文化が始まったと言っても過言ではない。
場所は中国の内陸にあり、上海から特鉄(新幹線)で4〜5時間で行ける場所である。
景徳鎮というのはビックリするくらいタオツー(陶器)の町であり。戦闘力の高いタオツー民族が多く住んでいる。
ロクロの職人さんも多くて、私は世界で一番ロクロが上手いと思うれるタオツー老師の所に修行に行ってきた。
彼とはロクロのワザを見せ合って会話してきた。
(因みに私のロクロの戦闘力は57万。タオツー老師のロクロの戦闘力は127万である。圧倒的な差があった。)
目的は『中国茶器』づくりをマスターする事だった。タオツー老師にいろいろ教わった。
制作したのは中国茶器の基本的なカタチだ。
何事も物事を始めるには、基本から入り基本をしっかり身につけなくてはいけない。
それでないと、応用は身につかない。
今回発表するのは、景徳鎮の磁器土を使い、景徳鎮の高温1300℃の窯で焼かれた作品達だ。
原料は全てむこうのモノだから失敗も多かったが…
良いと思うものは日本に持ち帰ってきた!
今回は2回に分けてWEB個展で発表させてもらいます。
青木良太ことチンムーリャンタイ(中国語での呼び方)の中国で作った作品の第一弾、楽しんでください!
それぞれの作品は修行のために何点か作ってきたました。
1つ1つ釉調が写真と少し違うのもありますが、1つのアイテムは全て同じ釉薬で焼かれています。その微妙な差も楽しんでください。
中国茶器だからといって中国茶を飲まなくてもい。
茶杯なら酒器やコーヒー入れてもいい。
ポットだって、紅茶や日本茶で使ってもいい。
自分の使い方を探してみてください。
多くの人に楽しんでもらえると嬉しいです。
タオツータオツー
陶芸家 青木良太