「うわっ!すげー手間がかかってるし美しい!ヤバい!」
歴史的作品を見ていても、超絶技法が世の中に残っている。
Luxuryが生まれたのは陶芸をはじめて2年目のことだろう。
最初の1年目はルーシー・リーが好きでその影響を受けた作品を作っていた。
しかし、人に影響を受けたものでなく、自分にしか作れない作品をつくらなくてはいけないと思い、作品について考えまくっていた。
そこで日本の芸術美術ってなんだろうと考えてた時に発見があった。
そこから、さらに陶芸でしかできなくて、自分にしかできない作品を探した。
ロクロで紙のように薄く素地をひき、金箔と銀箔をカットしピンセットで貼り、
その後に窯で焼き付けると外の金箔と銀箔の模様が内側にも透けてみえる、素材の良さを引き出した作品が生まれた。
素材の味を引き出すのは日本料理のような日本人らしい作品。
Luxuryが誕生した瞬間だった。
(この後にスワロを貼り付けたゴッドシリーズに展開していきました)
久しぶりにLuxuryをつくりました。
なかなか世の中で見れないこの作品を料理を味わうように堪能してください。
陶芸家 青木良太