ここ数年でさまざまな名器の茶碗をアルテクラシカの石黒さんに見せてもらった
ネットの画像、書物などの写真、美術館のガラスケース越しでは「ふむふむ。こんな感じね』
ってわかった気になる事ができる
実物を触らないとわからないことが、こんなにたくさんあるんだ!と茶碗を通じて学んでいる
数多くの茶碗のなかで「これはいいな!」というものには共通のモノがあった
それは『手取り感』
手にしっくりくる感覚、重量、土の厚み、厚みから生まれるバランス、高台の触りの気持ちよさ
感じ取れるのはこれだけではない
これらの全てがパーフェクトだと
もう手の中に宇宙があるように感じ取れる
「だからこの茶碗達は何百年も残ったんだな」
と深く思わされた
この『手取り感』がだいぶ自分の作品でコントロールできるようになってきた
今回のRAKU焼の茶碗と盃で皆様にも『手取り感』を肌で感じてほしい